ハブ君の寝言

日記のような何か

Web小説なるものを書いてみよう企画 その1

Web小説なるものでも立派な小説であって、
俺みたいなクズ野郎には到底書けないものであることを証明するためにWeb小説を書こうと思い立った。

最初に断っておくが、この企画は途中で挫折するためのものであり、完成することはない。

まず、小説を書くにあたって必要な物は愛と勇気だけなわけだが、
まあ、そこは冷めた情熱でカバーすることにしよう。

小説を書くにあたって最初に必要な物は何か。
経験や知識なんてものは今更過ぎて、どうしようもない。

無い知識をフル回転させると、遠心分離されて汚い知識と澄んだ知識に分かれる。
遠心分離という外からのエネルギーによって、内部の知識は改変されている可能性を考えると、
マクスウェルの悪魔が必要とされる。

拉致があかないので、ラノベで得た知識を参考にすると、
『キャラ』と『プロット』というものが必要だということだ。

キャラクターというものが、しっかりしていると話が勝手に進むものらしい。
そして、プロットというものが必要らしい。
プロットというものは知らないが、おそらくあらすじのようなものであろうと推測される。

まずは、主人公というか中心人物となるキャラクターを考えよう。
『世界を何も知らない少女』
『小柄』
『銃で戦う』

ストーリーは、そうだな。戦おう。理不尽という敵と。
島がいい。島で戦おう。
大きな陰謀が重要。これ大事。

まずあれだ、物語の裏でうごめいてる奴は、あえて作中で描かない系のやつがいい。
最後に一文で、謎の一部が明らかになるようなのがいい。

・少女が島に連れて行かれる
・既に多くの少女達がその島で暮らしている
・その少女たちは日々襲ってくる男たちと戦っている
・日々、少女達は男達に連れ去られる
・少女たちは銃で自らの身を守る
・食料や武器は定期的に支給される
・一年、戦い生き延びると迎えがやってきて少女は戦いから解放される
・最後の一文。『その日、女性党による法案が一つ可決されました』

さて、書いてみますか。

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少女が一人、ボートから砂浜に降り立った。
少女の手には、その小さい体には似合わないアサルトライフルが抱えられている。
少女の他には二人の人間が荷降ろしをしている。
少女は、事前に指示された通りの行動を取るために、海から離れる方向へ歩き出した。
この海岸は、入り江となっており左右が崖になっており、
海からの道は坂道となっており、右に曲っている。
右の崖沿いに10分ほど歩くと、少女は小さい集落に辿り着いた。
そこは集落と言うより、キャンプ場と言ったほうが適切かもしれない。
人が5人くらい入れそうなテントが、20個ほどあり、2mほどの櫓から見張りが少女を見下ろしている。
「あ、あの……。」
「あら、あなた新人さん?」
少女に気づき、歩いてきた女性に向かって少女は、声をかける。
「え、あ、はい。そうです。……えっと、いちななろくはちよん……さんは、いらっしゃいますでしょうか」
「それ、私ね。そろそろだと思ったけど今日だったのね。ありがと。」
「あ、はい。この先のボートで待っているそうです。えっと、食料もいっしょです。」
「おーけい。みんなー!食料きたよー!」
その声を聞いてか、十数人がテントから出てきて集まってくる。

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今日は、ここまで。